『ドカベン』を読んだ [マンガレビュー]
中学2年の頃、学校の近くにあった古本屋で全巻を大人買いした。
たしか4900円だった。
最初が柔道だったとは思いもよらず、いつになったら野球すんだよと思いながらも、楽しく読ませていただいた。
4900円というのは、当時の私にとってはかなりの大金で、少し自慢したかったのか、ドカベンを全巻買ったと、いろいろな友達に話した。
そのうちの一人が、「俺に貸して」と言ってきた。
まあ仲もよかったので 快く貸してあげた。
あれからもうすぐ10年が経とうとしている。
成人式で会ったときには、「まだ家にある」と言っていたので、いつの日か戻ってくるだろうと思っている。
別に本気で返して欲しかったら、成人式の時にメールアドレスの交換でもしている。
だけど、そんなのはつまらないじゃないか。
いつ会えるかなんてわからないけど、ドカベンが私とあいつをつないでいるんだから、きっといつか運命的な再開を果たすに決まっている。
そんな思いをいつも心の片隅に抱きながら、今日もワクワクしながら会社に出掛けるのであった。
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